消化していなかった写真を記事に昇華させる章、その二です。
これまたもう過ぎてしまった、彼岸花ネタ。
朝早く、というよりほぼ夜に起きて車で移動。一昨年、凍えながら荒谷山へ向かっていたのと比べると車ははるかに快適です。ヘッドライトの光量もハイビームだけで十分で、高田あたりの霧中もグイグイ進めてしまいます。
向かったのは日の出前の高谷山。気象条件はバッチリと思っていましたが、雲海の上というよりは雲の中でした。なんも見えん。雲の厚い層から出た大洋が、やっとこさボンワリ見えるくらいでした。
雲海が出ないから残念、とならないのが霧のいいところ。彩度低めにして、眠めの写真が撮れました。眠りの森、って雰囲気。
暫く待っても霧は降りそうにないので移動。目的は雲海だけではないのです。
下山してすぐの彼岸花群生地。幼いころはただただ気持ち悪い植物だと思っていましたが、今は気持ち悪くて寂しいような花に思えます。見頃の後なので色は抜け気味。でも、分厚い雲の下ならこちらでも良いかも。
少し移動して吉舎へ。こちらは密度こそ低めですが、畑に生えているので少し雰囲気が違います。こちらは人間の生活が少し感じられるような、「彼岸」の名に相応しい生え方かも。
この日最後に寄ったのは、辻の群生地。ひとつ前の場所からすぐ近くでした。木の陰にミッシリ生えていて、日常では見ることのない異質さを感じました。生えている面積こそ狭めなものの、インパクトはこの日一番でした。
他にも、いろんな場所でいろんな彼岸花は見かけています。
街なかや、
住宅街や、
川土手にも。
彼岸花、探せば色んな場所にありそうです。有名な群生地よりも、こういったものを探すのも楽しいです。