173:津和野を見てまわる

そうだ。角島に行こう。

 

今日もまた、早めに目が覚めたのでそう思った。

けどやっぱり、二度寝してしまったので諦めた。

 

しかし今回は、せめて西へ、未だじっくり見たことのない津和野を見てまわろうとは思ったので重い身体を引き摺り動く。前回の反省を活かし、ジャケットの下には適当なシャツを仕込む。

 

羅漢から434に逸れて、キャッシュの回収やひまわり畑、彼岸花群生地の様子も覗きながら山中の快走路を飛ばしていく。キャッシュは全発見、ひまわりと彼岸花は不発。しかしながらとてもいい雰囲気のバス停があり、傍にはカーブミラーまでついていて満点。

 

ギリギリ昼の時間内に、津和野に到着。ずっと気になっていた美松食堂で、割子そば定食をいただいた。テレビは未だブラウン管が現役のようで、時代が巻き戻ったような感覚に陥った。ブラウン管特有のあの質感、液晶にはない良さがあると思う。

 

目的の津和野探索。そこそこ広く散らばっていて、人通りも少ないので結局歩かずグロムで巡った。

止まれ、止まれ、止まれ。止まれの向こう、止まれの手前に空間の動きを感じて、つい撮ってしまう。

だぶんバイク乗り定番なんだろうなって場所。人馴れしすぎた鯉が口をパクパクさせてる。

心ときめく隧道。車は通れないんじゃない?

さらに心ときめくスタンド跡。駐車場にされたり、倉庫にされたり、蔦に覆われたり様々な形態があるけれど、どれも萌える。

 

直近で美観地区に行ってしまったせいか、薄味に感じた。けれど悪い意味ではなく、バイクで身軽にトコトコ動き回れる気軽さと、そのへんにバイクを停めて景色に混ぜ込めるゆるさがあった。

 

488の通行止め区間手前。鉄の花。488は予想よりガッツリ通行止めされてたのでチャレンジすら無理ですわね。

 

本日のベストショット。撮りたいと思っていた枯れたひまわり畑に、曇り気味ながらも偶然陽の光が差し込んだもの。

 

 

井仁の棚田。ちょうど稲刈りの時期みたい。黄金色に実った段と、刈り取り済の土色の段。そして青々と茂った段と、3色に分かれた棚田が素敵。

サケの遡上みたい。

 

慣れた道なので進むのもスイスイ。いつものアビイ・ロード。ちょうど斜めに逆光が入る構図と逆光に弱いオールドニッコールのおかげで、フワフワでフレアモリモリの写真が撮れた。フレアも解放のシャープさも、なければ活かせばいい。

検査員さんが居たのでこちらから絡みに行き、車検を通してもらうなど。ちょっとリアタイヤが減ってるとのこと。

 

そして、今日の月はだいたい中秋の名月。綺麗ですね。

 

まあ気軽に300kmほど、走った気になるし疲れないしちょうどいいかもね。

 

Fujifilm X-Pro3

Fujinon XF23/2

Nikkor-H Auto 50/2