先日福山までカメラ店巡りをした時、面白いものをみつけたのでお迎えしてみた。
X-T1でフジの魅力に取り憑かれてしまい、Xシリーズのレンズ交換機を渡り歩いてきたけれど、Xシリーズ以前の「スーパーハニカムCCD」は未体験。一時期FinePix S5 Proも検討してはいたけれど、重量があるので持ち歩きが面倒になってしまいそう。
そこで出会ってしまったのがF810。親が似たようなカメラを使っていて、色がいいと言っていたのを憶えていたので気になってしまった。ジャンクコーナーに格安で転がっていたけれど、箱は綺麗だし付属品は揃っているし、おまけまでついて来た。買うしかない。
おそらく新品の予備電池、PCインターフェースカード、ケースがついてきた。PCインターフェースカードなんて今更挿すPCがないね…
って話してたら出てきた。親のカメラはF710、つまり兄弟機だったらしい。調べてみると710は階調性が良くて、810は解像感と感度性能が良いみたい。
起動は早め。ポーチから出して、スライドスイッチを動かして、ファインダーを覗いて撮る。光学ファインダーなので、だいたいX-Proと同じ感覚で撮れる。沈胴レンズは使用時、収納時ともに触らないように気をつけないといけないのが玉に瑕。
ちょっと撮ってみたので作例。
F-スタンダード。
F-フジクローム。
F-B&W。
まあセンサーが小さいカメラなのでX-Pro3とは比較にならないけれど、20年弱経った今でも日中のスナップにはかなり使えそう。CCD特有の濃厚な色合いが気軽に持ち運べるのは美味しい。
ただ問題もあって、記録メディアがxDピクチャーカード。この時期は記録メディア戦国時代だったので仕方ないけれど、家にあった大きいほうのxDピクチャーカードは容量128MBなので撮影可能枚数は26枚、ワイドモードなら36枚。フィルムカメラかな?画質は落としたくないので、フィルムコンパクト機的に楽しもうと思う。